こんにちは、ゆ〜みんです。
FXトレードを、2週間ほど経験してみました。
そんな中、トレードの勝敗は50%という数字を聞いて、「だったら発注時に買いと売りを同時にやれば、利益は半分は出るんじゃないか?」と思ったのでした。
そして、実際に何度かやってみました。結果は…
「両建て」は、利益にならない

結果は、利益をほとんど生むことは、ありませんでした。
利益にならない理由
ちなみに、買いと売り注文を同時にすることを「両建て」といいます。
けれど、この両建てをしたところで、自分の思うような為替ラインまで上昇するかは、なかなか難しいところです。
また、どちらかの注文の方にプラスの数字がでて、片方にはマイナスの数字がでてきます。
これらを眺めながら、チャートを見てるのは、なんかとても複雑な心境になりますね。
そして、結果は、あまりかんばしくないことがほとんど。自分がイメージしてたような「収益がちゃんと出る」という感じにはなりませんでした。
プロトレーダーでも「両建て」はあまりやらない
実は両建ては、よほどの戦略がない限り、あまり使われないようです。
プロトレーダーが、ちゃんとした読み、戦略があって使う方法だと。
ならば、初心者トレーダーが、やるべきでは当然ありませんよね。でも、浅はかだからこそ、初心者はこの両建てをやってしまうようなのです。(私みたいに…)
「両建て」はストレスを大きくする

両建てについて調べてみると、なんと1つのポジションを持つ時より、ストレスは大きくなるようです。
これは、私もやってみて感じたことですが、片方の含み損(マイナスになる数字)がどんどん大きくなるのを、指をくわえて見ているのは、非常につらいものです。
両建てで、よくある「ダークパターン」
では、具体的に、「両建て」でどのようなパターンになるのか、見てみましょう!
設定は、どちらも損益15pips、利食い30pipsです。
①ある為替レートの場面で、両建てにて、ポジションを2つ同時にとります。(買いと売り)
②やがて、どちらかのポジションが15pipsに近づいていきますが、そのうち、その数字に達して、ロストカットになります。(損益の確定ですね)
③あとは、残るもう一方のポジションが、設定した利食いのライン(30pipsなど)までいくのを待つだけとなります。
けど、これがまた、15pipsまで収益がでてたはずなのに、その後30pipsまで、なかなかたどり着きません。
また、それとは逆に、損益のほうへと傾いていきます。
④もうこうなってくると、「30pipsの利益が出せなくてもいいから、損益だけはこれ以上出したくない!」という気持ちが強くなります。
そして、30pipsの利益をあきらめ、例えば10pipsくらいの利益のところで、利確します。
…つまり、最初の戦略としては、損益15pipsで、利食い30pips、合わせて15pipsの収益を見込んでいたわけです。
それが、思うような動きにならず、損益15pips、利食い10pips、合わせてー5pipsの損益、という結果に。
でも、こういうことが、実際にはほとんどです。(上手くいくことも、もちろんあるでしょうが。)
結論:FXは単純なものではない
ということで、「両建て」という手法は、思ったほど上手くいくことはない、ということがお分かりになると思います!
でもこれが、初心者トレーダーの、単純な目線ですよね。私もしっかり、そうでした。
FXというのは、ほんと単純なものではないんですね。
ある意味、得体の知れない怪物かもしれません… (例えがちょっと、怖いですかね?)